EMS-R2グループ、横浜に本社のある3TEC (以前英文ブログANSTechGlanceにも引用した企業) という会社が中心となって創設された日本と韓国の中小企業が参加するグループである。 参加企業の業務分野は、回路設計、ソフト開発、基板設計、基板製造、金型・射出等の製造関連分野から各種認証試験、研究開発、機器開発販売、貿易、展示・広報関連、通訳、等20分野に及ぶ。 現在は中国の企業も加わりこのブログを書いている時点で参加企業数を数えてみたら105社。 少し長くなるが、EMS-R2グループのホームページ上の事務局あいさつ文には次のように書かれている。
「EMS-R2グループは、高度な技術を保有する日韓の中小企業と、強力な生産能力や巨大な市場を有する中国との連携・相互補完により、新市場の創出、製品・販売・サービスの高付加価値化を目指す取り組みを支援いたします。
その目指すものは、単なるコスト競争に囚われず、市場に求められる製品開発力や、各社のコア技術を結集することで可能となる、国境を越えた新しい市場の創設。
従来のEMS事業(Electronics Manufacturing Service=電子機器の受託生産サービス)-大手メーカー主導型-とは異なり、日韓中の各中小製造開発企業の対等な連携による、新たなスタイルの製品 開発、製造モデル(プロダクト・デザイン)からマーケティングまで、幅広いサービスをお届けいたします。」
とても心強く、このグループ創設に尽力された方々の熱い思いが伝わってくる。 日本国内に於ける”産業クラスター”は、政府の強い支援もあり、数多くあるが、このようなアジアの強力な国々による連携”は、21世紀の我国産業の有り方を示唆しているように思われる。
7/15/09
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