外出が多く何もかも独りでこなさなければならない個人事業者やSOHO(Small Office Home Office)事業者、小規模事業者には、電話受信管理は結構悩ましい。 自分が何処にいても、きちんと電話を受け付ける、内線電話番号に転送待ち時間などに音楽を流す、電話にどうしても出られないときには留守電にメッセージを吹き込んでもらいそれをあとで聴く、留守電はMP3の音声パッケージとしてメールの添付として、ファックスはPDFのテキストに変換されたメッセジとして、共にPCや携帯端末で聴いたり読み出したりしたい。 従業員同士の内線通話や、内線電話転送も可能としたい。 中・大規模企業が所有する私設構内電話のような働きぶり、或いはそれ以上の機能を必要とするのは実は、個人事業者や小規模事業者だろう。 この様な電話サービスを、安価で提供する会社が米国に出現、今脚光を浴びている。 このサービスを受ける為の機器は一切不要で、固定電話端末、携帯電話端末、IP電話端末など、現在使用している端末をそのまま使用し、利用時間ごとに定められた固定料金を支払うだけで良いそうだ。 初期費用として数十ドルと月額最小単位固定料金9.95ドルで、内線番号5つが付与され、着信払い番号(800番つまり日本に於ける0120番に相当)の付与も可能だそうだ。 個人事業者から従業員50人位の規模の企業を対象にサービスを提供するこの会社(GotVmail Communications L.L.C.)は、2003年に設立されマサチューセッツ州に本拠を構える。 その創業者達は今や若手企業家として多くのメディアで紹介され注目を集める。 既存の通信ネットワーク基盤を利用する所謂VNO(Virtual Network Operator)の一つの形態だが、日本でも十分成立しうる事業であるように思う。
3/6/08
3/6/08
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